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アラフォー女子の考えごと。

女?、嫁?、ママ?、保護者?

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認知症を地域で見守るということ

考えごと

親族の中で、認知症の方がおられる人はおられますか?
もしくは、認知症の方と仕事以外で接する機会はどれくらいありますか?

先日、認知症(と思われる)の方と、その周りで陰ながら助けてあげている方々と話す機会がありました。私は亡くなった同居していた祖父が認知症だったのでなんとなく大変なことはわかるつもりでいましたが、各家庭で受け止め方が全く違うのだと知りました。「認知症を地域で見守る」ということが言われていますので、今回の経験をお伝えしたいと思いました。

認知症とは

認知障害の一種であり、後天的な脳の器質的障害により、いったん正常に発達した知能が不可逆的に低下した状態である[。認知症は犬や猫などヒト以外でも発症する。狭義では「知能が後天的に低下した状態」の事を指すが、医学的には「知能」の他に「記憶」「見当識」を含む認知障害や「人格変化」などを伴った症候群として定義される

Wikipediaより引用

説明されると「病気」という感じですが、実際に一緒に生活したり近所で接すると初期のころは「病気」とは思えません。
だんだん、病気だとわかっていても許せなくなってきますが・・・。
年だし、よく忘れてやね」
「外に出られないからか偏屈になったよね」
「同じ事何度も話すね」
「でも、しっかりされているよね」
「昔のことは本当によく覚えているよね」…

と、お年寄り特有のことだと思います。
初期の頃は「まぁまぁ」と言う感じで受け入れられている感じがします。

祖父の場合

70代前半で始まったような気がします。もともと気性が荒い方で、ネチネチと説教もする人でした。「おじいちゃん」というよりも、私の感覚では「同居しているおじさん」のようなイメージでした。もともと「お年寄り」と見る事ができませんでした。それくらい、現役意識が高い人でした。また、女である私は長男至上主義の祖父にかわいがってもらった事はありませんでした。

もともと、ヘビースモーカーで深酒飲みの祖父はよく肺炎になっていました。肺炎で入退院を繰り返すうちに認知症が進んでいった気がします。入院中に暴れてベッドから落ちる事もでてきたので24時間の付添いをお願いされるようにもなりました。

退院後、自宅では徐々に弱っていって、足がおぼつかなくなり数年後には寝たきりになりました。その頃でも、頭はクリアなときとそうでない時があり、どうやら自分がおかしな行動をとっている事がわかっているような感じがしました。プライドが高い祖父は、とても辛かったと思います。

主に母が自営業の傍ら介護をしていました。祖母は祖父が車に乗れなくなったとたんそっぽを向いてしまい、ろくに相手もしなくなってしまったのです。娘さんがた(私からみたおばさん)も、ほとんど顔をみせることがありませんでした。(口だけはしっかりだされていたので、とても嫌な思いをしました)

そんなこんなで約10年。最後は自宅で息を引き取りました。静かな最後でした。その頃には私も結婚して実家を出ていたので看取る事はありませんでした。嫌な事をいっぱい言われていたのですが、お通夜では涙がでました。

その後、壮絶な相続争いが勃発しました。大したものがあるわけでもないのに女達が鬼の形相で向かってきます。いや、ほんとうに怖かったです。私はたまに見るだけでしたが、母は面と向かって暴言をはかれていたので、ドラマの世界だけではないんだと痛感しました。

今回会った方の場合

私は、とてもしっかりされた方で、ちょっと怖いな。くらいにしか考えていませんでした。
ただ、久々に話をすると「年だからよーわからん」と大切なことをこっそり放棄されそうになっていたので驚きました。旦那さんがおられるので、大事な事はかわってもらえるだろうと思っていましたが、旦那さんは絶対に認められていないようです。どうやら「しっかりしろ」「がんばれ」と叱責されるだけで、地区のことにはノータッチだったのです。ただ、奥さまが失敗されているのをしると激高されるので、近所のかたがこっそり助けておられたそうです。

近所の方がどのように助けられていたか

旦那さんの性格をよく知っておられたので2〜3軒ほどで、奥さまのプライドを傷つけないよう知恵をしぼり何年もフォローされていたそうです。配り物があるときには、不自然にならないように家を訪ねて一緒に配ったり、落ち込まれている時はランチに誘ったりされているようです。
地区に報告して助けを求めると旦那さまがどういう行動にでられるかわからなかったのでみんなどうしようもないのです。ちなみに旦那さまは、現役でバリバリ仕事をされています。ちなみに今回引っ越しして数年の私に何故こんなことを話してくださったかというと、近所ということもありますが、フォローしている方々も高齢になってきてだんだんフォローできなくなってきて、そのうち大きな問題になるかもしれないので若い人にも話したかったと言われました。
別で住んでおられる息子さん夫婦とも話をされたようですが、「頻繁に家には来るな」と言われるそうで中々来られず、何かを頼んだり相談したりができないし、どうしたらいい?と言われなんとも言える事はありませんでした。

これからのこと

まだ、地区に意見を言えるような年齢でもない我が家に問題提起をされてしまいました。
近所の方も「声をあげてほしい」というわけではなく、一緒に考えてほしいだと思います。
「民生委員さんに相談する?」
「でも、家族にもきっちり話してないのに勝手に他人に話してもいいのかな?」
「民生委員さんも近所だし、旦那さんより年下だし標的になってもわるいし」
など、話をしました。

私は家族が認知症(と思われる)の疑いや診断が下ると、近所の人にも話すのは当たり前だと思っていました。現に、実家ではそうでした。田舎だった事もありますが、みんなで情報共有していました。
なので、家族の中で「隠す」ということが信じられませんでした。
隠されたり否定されたりすると、まわりはどうしようもできません。

私にできることは、見かけたら声をかけたり気にかけたりする程度です。
今まで、新人だし〜とのほほんと生活していましたが、実家でしていたように周りにも気を配らないといけないなと思いました。